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今日私は自分の子供を殺しました
第2章 陰
『なんとか言えって!!!』
アオイはあたしの腕を掴んで部屋に戻そうとした
だけどあたしはそれを拒み
今度は鞄を捕まれたから
かばんを部屋に投げつけ
あたしだけが
入り口に向かった。
『まじで意味わかんねぇって!』
今度はアオイに突き飛ばされて腕と首を
壁に押し当てられ
動けなくされた
あたしは思いっきりアオイを睨んだ。
裏切り者裏切り者裏切り者
嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき!!!!!!!!
心の中で何度も何度も…
『なんで俺がそんな目されなきゃいけねんだよ!』
それでもあたしはアオイを睨み続けた。
だけどだんだん憎さよりも辛さが勝ってきた。
辛くて辛くて涙が出そうで
あたしは顔を精一杯、俯かせて
アオイに見られないようにした
『お願いします。帰らせてください』
この敬語にはさすがにアオイも諦めたのか
『わかったよ。帰ればいいだろうが』
帰りの支度をしだした。