この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
今日私は自分の子供を殺しました
第2章 陰
ホテルを出て助手席に乗る。
早く…早く帰りたい。
でも車はなかなか走らない。
『なあ…俺に言えない事なのか?誰か他の男に会いに行くから俺に言えないの?』
アオイはハンドルに顔を埋め、落ち込んだ声で聞いてきた
辞めて。その芝居であたしは騙された!!!!!
その芝居であたしはアオイを純粋で真っ直ぐに
愛してくれてると騙された!
『違う。帰りたかっただけ…』
そう言うとこれ以上はなにも言わないと諦めたのか
あたしの家に向かって
走り出した。