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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
ハルナくんにメールを返そうとした時、
携帯が鳴ってでてしまった。
『やばっまた間違えてでちゃったんだけど』
ユリが、客?って小声で聞いてきて恐る恐る受話器を耳にあてる
『もしもし?』
「仕事だるいから電話しちゃった」
『アオイ?なんだぁ…お店ひまなの?』
「ううん、指名来てるけどだるいから裏来て電話してる」
バリバリお菓子を食べる音が聞こえた。
『ちゃんと仕事しなよ』
「んー。仕事終わったら絶対会うならがんばる」
子供みたい。かわいいな
『絶対ね。終わったら連絡してね』
「えー、もう切るの?」
その時後ろから内勤の「アオイ!いい加減にしろ」って怒鳴り声が聞こえた。
『ほら内勤さんぶちギレてんじゃん』
「わかったー、行ってくるな」
電話が切れると画面は打ち掛けのハルナくんへのメール画面に切り替わった。
メールを送る気分になれず携帯を閉じた。