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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
「そんでさーナオトがさぁ」
延々とユリの男の話しを聞いていた。
ユリはあたしよりも前からホスト遊びをしていて
割り切って色彼をつくりそれが何人もいるみたい
でもホストに本気にならずに遊べるのが
ユリのいいところだ。
「でね、ユウジにばれちゃって…」
タバコの煙りをため息みたいに吐き出した。
『ねぇそれでユリはだれが1番すきなの?』
「全員同じくらい。特別とかいないかなぁ」
『なんで?どうしたらそんな風に恋愛出来るの?』
「簡単。結局今はたくさんいるから愛が分散できてるだけ、本命くらい好きになれるのがいたらやっぱりそっちいっちゃうよ」
ユリは俯き加減でテーブルを睨みつけながら力強く言った。
「うちもさ散々昔の男たちに浮気されてきたから。だからやり返してるわけじゃないんだけど…ひとりに入り込むのが怖いってゆうか」
ユリは思い出すようにポツポツと漏らした。