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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
アオイはすぐに携帯を手に取りパチパチし始めた
みんなそれが日常だよなぁ
「服渇いたかな?」
海で濡れたスーツを確かめた。
「リオ仕事何時から?飯行って送ってくよ。間に合うかな?」
『今シャワー浴びたから大丈夫だよ』
「じゃあいこうか」
アオイは少ししわになったスーツに腕を通した
ご飯に行き送ってもらいアオイはまた照れながら
バイバイのキスをしてくれた。
それからのアオイとは
毎日電話もメールもして
しょっちゅう会った。
時にはお互いに仕事をさぼってでも一緒にいた
ホテルにも何度か行ったけどアオイは絶対に
手はだしてこなかった
手を繋ぐのもキスをするのもいちいち照れて
純粋なんだと思い込んだ
季節はもう真夏。
8月はアオイのBirthdayだった。