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今日私は自分の子供を殺しました
第3章 目眩
それにお金がない
お金なんてなくたっていくらでもやってける。
そんな事考えるんだったら最初からアンリちゃんだって
産んでいないし。
アオイはあたしが妊娠8ヶ月の頃ようやく
ホストを辞めてくれて
あたしを連れて地元に帰った。
そこで夏と冬にはボーナスの貰えるちゃんとした
職についてくれて
今は一家3人でアパート暮らしだ。
あたしはまだアオイの裏切りを思い出しては
酷く落ち込み左腕全部を
真っ赤にするほど
リスカが辞められない時がまだあるけど
アンリちゃんとアオイは
今ではあたしの大切な
大切な愛しいひとだ。
アオイの裏切りは忘れられないけど
それをどんどん上塗りして家族を作っていってる。
そんな幸せのなかの
ふたりめの妊娠。
下ろしたいと言ったのは
あたしだった。

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