この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
今日私は自分の子供を殺しました
第3章 目眩


『たっ♪たっ♪』


アンリちゃんに話しかけれて
あたしは我に帰った


最近言葉を発するようになって
よく話し掛けられる。


屈託のない笑顔。

なんてかわいいんだろう…


まさに天使そのもの。




もし産まれてきてたら
きっとアンリちゃんにも負けないくらい
可愛かったに違いないね



何も知らないアンリちゃん


ごめんね



ママは今日アンリちゃんの兄弟を殺してしまった


自分で手術を決め日にちを決め予約し
この足で病院に向かい、
喋れる口があるのに
辞めますと言えずに


あたしの中で死んだ我が子。





あたしは間違っていたかな?

だんだん大きくなるお腹
性別はどっちかな?
名前はなににしようか?
産まれたらどこに行こうか?
どこに連れてってあげよう?
なにを買ってあげよう?
あ、今お腹蹴ったよほら
元気な子だよこんなに動き回ってる
もうすぐ…もうすぐ会えるんだね



大事に大事に赤ちゃんを抱くアオイの姿と

赤ちゃんと遊ぶアンリちゃんの姿が浮かんだ。












あたしは


間違っていた。

/288ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ