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第4章 鎖

『ただいまリオ』


アオイは昔から必ず出掛ける前と帰ってきた時に
チューをする。



｢体大丈夫か？｣

『うん、大丈夫だよ。ご飯できてるよ』



｢食べよう！あっオムライス？俺リオのオムライス大好き｣


あたしはオムライスだけは自信があった。
とろっとろの卵が
アオイはだいすきだった



『食べよっか。』







こうして少しずつ何事もなかったかのように
いつもの日常に戻る…

始めから
なにも…なかったように…