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今日私は自分の子供を殺しました
第5章 呪縛
店内に鈍い音が鳴り響き
同時にユウスケは吹っ飛んだ。
アオイがユウスケを殴った。
「ふざけんな。なんで俺がコーヒーかけられなきゃいけねーんだよ。アンリにかかったらどうすんだおい」
アンリちゃんはこんな騒動の中でも
ベビーカーの中ですやすやと寝ている。
ユウスケは立ち上がると
あたしの方をゆっくりと見て、
「許さない。許せないんだ」
それだけ言うと、走り出して一気に店を飛び出した
「逃げやがったまじでふざけんな」
許さない―
許せないんだ―
なんでこんなに胸が痛むんだろう。
気持ちが 気持ちがすごく
わかってしまう
何故?何故?何故?
ユウスケ
あんたはあたしにそっくりだよ。
あたしに対するアオイへの想いにぴったりシンクロする。