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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
「学校から話しを聞いたのか最初は藍の母親に拒絶されたが
俺はどうしても今話したいとお願いした。
しぶしぶ了承してくれて藍の部屋をノックして入った。
真っ暗な部屋…
閉めきったカーテンの隙間から
日が漏れていた。
藍はベッドのはじに体育座りでうずくまり
毛布に包まれて震えていた
藍……?大丈夫か?」
………。
「なんでなにも言わないんだよ。藍はやってないんだから、堂々としてればいいんだよ。」
………。
「なぁ退学になったらお前どうするんだよ。お前夢あっただろ!諦めんのかよ」
………。
「藍!俺にも何も話さないのか!俺はお前の味方だよ。絶対に裏切らない」
………。
「なにも喋らない藍は俺の目をじっと見て
そして
口をぱくぱくとさせた
藍…お前もしかして
声が出ないのか?」
藍はゆっくり頷いた。