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夜は、毎晩やってくる。
第10章 ダンサー・イン・ザ・ダークライト

「とにかく、このレベルじゃ考え直さないといけないわ」

考え直す。
慶子の口癖だが、社長の彼女が言うと洒落にならない。

副社長兼夫の陣内が、わずかにピクリと口元を引きつらせるのが目に入った。

きっとすでに各所にプレビューなどのセッティングを済ませているのだろう。それを白紙に戻されてはかなわないというわけだ。

業界の鬼としてその厳しさを知られる芸能プロダクションの敏四経営者、大門慶子。

世に送り出し、ヒットさせたアイドルグループは数知れず。
彼女の眼力は誰しもが認める折り紙つき。
そして、妥協を許さない完璧主義者ぶりもまた。

陰では「デーモン慶子」と呼ばれ恐れられる彼女は、気に入らなければデビュー直前であってもユニットの解散を辞さない。

前例はいくらでもある。
その度に副社長兼広報の陣内は、お膳立てした全てをキャンセルされて右往左往するのだ。
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