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夜は、毎晩やってくる。
第10章 ダンサー・イン・ザ・ダークライト
※ ※ ※
「さすがはロマね。たったこれだけの期間でここまで仕上げてくれるとは」
あれから一週間。
レッスンの成果を確めに来た慶子は、披露された彼らのダンスを見て満足げに頷いた。
「さて、それでは約束通りデビューをさせてあげる。陣内、手筈は整っているわね?」
「はい。全てセッティングしてあります」
副社長兼夫の返事に対して鷹揚に頷くと、慶子が手を差し伸べる。
座っていた簡素なパイプ椅子の上で組んでいた脚を解いて、大きく広げる。
すぐさま、かしづいた一雅が、その手に口づけをし、そのまま慶子の腕に舌を這わせる。
リュートと亮介はそれぞれ、彼女の太腿に取りすがって、優しい愛撫を開始する。
「ンッ……ああ、いいわ……こっちのほうも上手になっているわね。ロマ、本当に感謝するわ」
うっとりとした顔つきで、私に向かって礼を述べる慶子。
今夜は私もいっぱい可愛がって貰えるかもしれない。
そう考えたら、アソコがじゅんっと音を立てて濡れてしまった。
《ダンサー・イン・ザ・ダークライト 了》