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夜は、毎晩やってくる。
第1章 プレイ・フォー・ペイ
もうひとりの子は鈴木山くんに懇願していた。
「ケイジ、貸してくんねぇか? 見てぇよ、俺も……渡辺が挿れられるトコ」
やだ……そんなこと言わないで。
そんな風に言われるといやらしく感じて、また股間からどっと溢れて来てしまう。
でも……見られちゃうんだ。
他の人に、あたしがしてる所……。
ああ、ああ……本当に……。
あたし、明日から、本当にこれまで通りの学校生活を送れるんだろうか。
でも、それも全部、零音のため。
そのためにこの身を捧げるんだ。
そう思うと、正しい事をしているのだという勇気がわいてくる。
そうだよね、零音?
あたし、間違ったこと……していないよね?
たとえ、この先どうなったとしても……
全部……全部、貴方の為。
あたしの気持ち、届いているよね。
きっと、届く。
これだけお金があったら、零音へのおやすみメールへの返信オプションだってつけることができる。
「チッ……仲間外れもかわいそーだしな。貸してやるよ。でも、ちゃんと返せよ!」
「ああ、わかってるって!」
こうして、男の子たち三人の目が揃ってあたしに注がれた。