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夜は、毎晩やってくる。
第1章 プレイ・フォー・ペイ
すぼめた唇の中にずぶずぶと沈むオチンチン。
ゆっくりと吐き出されると、それはべっとりと濡れ光って……これ、全部あたしの唾液なんだ……
ギトギトして、肉艶を増した赤黒い肉。
それは今までに目にした何よりも淫らな物だった。
こんなのが……あたしの中に挿る。
挿って……かき回す。奥まで突いて来る……。きっとそれはあたしの小さな指でする程度とは比べ物にならないに違いない。
そんなものが挿ってしまったら……あたしの体だって、淫らでなくいられるはずがない。
きっと、この目の前の……オチンチンのように……その存在がエッチそのものであるように、作り変えられてしまうんだ。
怖い……。
はじめてそう思った。
零音、怖いよ。
あたし、こんなに怖いのに……貴方の為に頑張るから……
だから、お願い!
もうそこからは一心不乱で、あたしは何度も何度も、咥えた鈴木山くんのものに奉仕した。しゃぶったり、吸ったり、根元のほうまで舌で舐めてあげたり、もっともっと、色々……言われるがままに懸命に動かして、まるでそれが零音のモノであるかのように献身した。
んちゅっ……ちゅ、ぶ……ぶちゅっ……ちゅ……ぐ……ぢゅるっ……
淫らな音と、鈴木山くんの呻きだけが教室に響いて。
そして、あたしが夢中ですればするほど、あたしの口の中で鈴木山くんは大きく膨らんで、硬さを増していった。
「ありがとう……もう、いいよ」
褒めるようにあたしの前髪のあたりを撫でながら、終わりが告げられる。
ありがとうって言われると少し嬉しい。
そう思うと、最初は汚いと思っていたオチンチンも、愛しい、可愛い物のように見えてくる。
心に余裕ができて、あたしはしげしげと目の前のそれを見てしまった。