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夜は、毎晩やってくる。
第1章 プレイ・フォー・ペイ

 そうだよ、初めて見るんだもん。
 こんなにしっかりと異性の性器を見る機会なんて今までなかった。

「……つけて」

 目の前に丸いゴムが差し出される。
 さっきは四角かったのに……って、ああそうか、あれは袋なんだ。
 これが本体なんだ。

「あの……どうやってつけるの?」

「俺の先っちょに……あ、違う、そっち側じゃなくて、ウラにして、そう、そっちの面」

 裏表なんてあるんだ。
 そう思いながら、鈴木山くんに教えられた通りにする。

「よし、そのままクルクルクルクルッと……伸ばして、うん、押していい。思い切りよく……」

 その作業はなんだかちょっと楽しかった。
 これ、好きかも……。

 零音にもしてあげたいな。

 そして、根元までピッチリとコーティングが完了すると、鈴木山くんは椅子から降りて、あたしの正面に立つ。

「お尻、上げて……」

 何をされるかはわかっていた。
 パンティが両脚から抜き取られる。

「ああっ……」

 いざとなると、やっぱり恥ずかしい。
 っていうか、恥ずかしくなかったことなんてないけど。

 もう、見えちゃてる……あたしの……アソコ……。
 鈴木山くんにも……他の二人にも……男の子に見られちゃってるよ……ああ……

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