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飼育✻販売のお仕事
第21章 生贄
里子はステージ脇にいた。
中央の実演ブースでは、志穂がものの数分と経たない内に、りつきから羞恥と抗議を取り上げていた。
里子に甘美な記憶を与えた唇から、女特有の吐息が上がる。むき出しの乳首は志穂の指先の中でその劣情を主張して、脚と脚の間の割れ目で遊ぶ音は、生き物が泳いででもいる風だ。
「ぁっあっ!……んん、……ああっ」
志穂の唇と舌が、交互にりつきの頰や耳を啄んでゆく。焦れったい力加減の指先が、なだらかな二つの丘陵を囲い、緩慢な往復を繰り返す。志穂の左手がりつきの女の秘境を探る。
ぐちゅ……ぐちゅっ、ちゃぷ…………
コの字型の客席は、満員だ。客の誰もがパステルピンクの仔ウサギを、穴が空くほど凝視していた。
「あああん……やぁっ、やぁぁ……」
「あんまり嘘つくと殴るぞ。良いんだろ?……ほら、指がお前のまんこから、こんなにじゅくじゅくな汁拾ってる」
「やっ、……やだぁ!ああんっ、あん!」
ちゅぅぅぅ…………
志穂の指がりつきの陰核を暴き出すや、その唇が小さな突起に噛みついた。
「んんん!」
じゅるっ、じゅるっ、と、舌先が淫らなスープを掬い上げる音が暴れる。