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飼育✻販売のお仕事
第21章 生贄
「ゃっだぁ……恥ずっ、かし……はぁっ……」
「可愛いよ……りん。仕事だから、諦めて」
「やぁぁっ……あんっあんぅっ…………」
どこに触れても愛おしい。どこにキスしても唇が煌めいてゆくようだ。
伊澄はりつきの腹を撫で、キスをして、恥丘の薄毛に唾液を絡める。
「あんっあん…………あああっ」
しとった縮れ毛をかき分けて、赤い秘境を覗き込む。
無色透明に溺れたそこは、美しい襞が幾重も重なり、見るからに締まりの良い窪みが現れていた。
里子が初めて拓いた秘境だ。
伊澄は控え場を瞥見した。
慈愛という誘惑にかこつけて、りつきを騙した卑劣な女。
いたぶりながら犯すよう伊澄に言いつけた里子は、涼しい顔でオーナーを気取っていた。早くして。清冽で、そして穏やかな目が伊澄を急かす。
心のどこかで望んでいた。想い描いては背徳にも等しい願いを殺めていた。
だが、伊澄の欲していたのとは違う。
「痛いようには……しない、よ……」
里子が伊澄に持たせたディルドは、破瓜を経験したばかりの性器に対して太い。伊澄はほぐすことを理由にして、りつきの潤みに舌先を伸ばす。
ちゃぷ、…………
「っ……」
りつきの味が、舌に絡みつく。縮れ毛を撫でて陰核を親指で撫でながら、伊澄は割れ目をじゅるじゅる舐める。
「ぁっあっ……ああ、あぁぁ……!!」
愛液などどれも同じだ。ほぼ無味の花蜜は、見目と匂いが第六感的な味をきたす。
さすれば、りつきの花はとりわけ美しいということか。
その体内から分泌される淫らの味を、飲み干したくさえなる。柔らかな肉は伊澄の唇を忘我させた。