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飼育✻販売のお仕事
第24章 だから貴女だけが奇跡


「里子さんっ……あ……はぁっ、……唇……いやらしっっ……でも……はぁっ、気持ち良いです……」


 しどけない水音が二人をさらう。

 里子はりつきを寝台に移し、どちらのものか甄別し難い涎を拭った。


 さわっ…………ひく……


 触れるだけの口づけをして、二つの盛り上がりの一方を掴む。指先だけで、ほとんど力を加えないで里子の指が囚えた乳房は、りつきの半身をたわませた。


「はぁっ、はぁ……ふ……はぁ……」

 ネグリジェ越しの弾力は、里子の指にその質感を忠実に伝える。

 りつきの目は、とろりとした熱に冒されていた。


「気持ち良いの?」

「は……い……んっ、んん」

「可愛いお嬢様だと思ったら、とんだ肉食だったのね。反抗期かしら……」

「里子さんに、だけっ、です……はぁっ、……良いんです……もっと……あっ、ああっっ……」


 か細い悲鳴が空気を濡らす。

 里子はりつきのネグリジェの裾をたくし上げた。今しがたまでの反対側の乳房にも同じ愛撫を施す片手間、むき出しになった太ももを撫でる。おもむろに、強すぎない力加減で。

 じかに肉叢を這う里子の手は、りつきの悲鳴を賦活した。
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