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飼育✻販売のお仕事
第24章 だから貴女だけが奇跡
続いて里子が命じたのは開脚だ。
りつきの脚と脚の間は洪水だった。
指先と唇で交互に刺戟し、舌先でつつく。独特の水音がりつきの悲鳴の下に喘ぐ。里子の唾液と花蜜が、欲望の肉壺を淫してゆく。
小さな性器は、里子の指にかぶりついた。
里子はりつきの襞一枚一枚を丹念にしごき、愛でて、どろどろの洞窟をかき混ぜる。突いては引いて、引いては突くを繰り返す。
里子は何度目かの抜き差しの後、指を増やした。一本、二本──…三本になった里子の指は、りつきの一点からその総身まで蹂躙してゆく。
シーツに四肢を投げ出して、水から打ち上げられた魚よろしく踊る肉体。里子はりつきを組み敷いて、全身にキスを降らせていった。
りつきに極限の片鱗がちらつくと、里子は指を引き抜いた。とろけた割れ目を撫でながら、なだらかな丘陵を手のひらに包んで軽らかに揉む。
「……はぁっ、あん……」
白い潮汐波がりつきを割る寸でのところで弛める愛撫は、彼女に里子を刻みつける行程だ。
満たされないもどかしさ、りつきはけだし足りないものを里子に求める。
「りつき……りつき」…………
仔ウサギの息が整い出すと、里子は再三、劣情を引きずり出すだけの呼び水を重ねた。
「里子さっ……ん……」
熱い右手が里子の左手を捕まえた。
「優しくなくて、……だいじょ、ぶ……です……」
火照った目が、たゆたいながらも里子を見澄ましていた。
「痛く……して下さい……はぁ、里子さんの、こと……私の身体に教えて下さい…………」