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飼育✻販売のお仕事
第6章 初出勤は人間のお世話?!

* * * * * * *

 地下二階の商品に関しては、最低限の生活水準を満たしている。

 人格、尊厳。ここを訪う会員達は、それらを保有している人間を買い求めたがるからだ。


「新崎さん」

「はい」

「躾を始めるわ。そこのソファへ」

「はい、……」


 素直なだけが取り柄らしい少女が、しずしずソファの前に進んだ。

 里子はりつきのパステルオレンジのエプロンを外す。

 シャツをはだくと、想像以上に瑞々しい鎖骨が現れた。指先が、ひとりでに柔らかな皮膚に吸われる。


「っ……店長っ?」

 砂糖漬けの鈴の音に呼ばれ、我に返った。

 里子は、りつきの肩からシャツを落とした。

 黒いジーンズの留め具に手をかけるや、今度はりつきがあからさまに抗った。

「いやっっ……」

「新崎さん!」

「何するんですかぁっ」

「躾よ」

「何で従業員まで脱ぐんですかぁっ……」


 りつきは素早くシャツを掴み上げ、瞬く速さで肌を隠した。

 胸を抱き、うずくまる。天真爛漫な双眸は怯え、珍しいほど狼狽えていた。


「説明したでしょ。早くして」

「店長の言ってた、せっ……性的実技って……もしかして……」

「セックス」

「…──!!」


 ほんのり紅潮した頰に、甘ったるい息継ぎ──…拒絶と期待。どちらがりつきの多くを占めるか、里子には、甄別し難い。
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