この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
飼育✻販売のお仕事
第13章 先輩にも特訓されて...

* * * * * * *

「それでやめたの」



 閉店時間が迫る定刻、まおは給餌の業務を始めた。淡々と作業をこなし、最後に十日ほど前に入荷した新顔の入ったケージに至った。

 膝を抱いた裸体のメス、もとい陽瑠夏の肉体は、まおの記憶していたより誘惑的だ。どこにでもいる小学生だった友人も、この十年でそれだけの変化を遂げたのだ。


「まだクビになりたくないもん。店長は、新崎さんを気に入ってる。前にもあんまりお仕事出来ない人がいて、その時は小葉さん達に任せきりだった店長が、今回は嘘みたいに面倒見良くて」


 数時間前がまおの脳裏に蘇る。

 多目的室に入ってから、りつきは心ここにあらずだった。更にはまおが里子の話題を出した途端、りつきの落ち着かなさに拍車がかかった。

 昨日どこまで教わったのか。

 業務の一貫として質問したまおの前で、りつきはいよいよ初恋を覚えたばかりの少女のように紅潮した。唇を押さえてまごつく彼女は、里子とのキスを示唆しているように見えた。


 人間などもの同然に見ているような里子の瞳は、ふとした時、懐かしげにパステルピンクの仔ウサギを追う。

 りつきがあの態度を見せずとも、まおは自粛していたろう。
/268ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ