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秘密の二段ベッド
第5章 お兄ちゃんの決意

「体大きくなったからじゃない?」
「下の段だからかな~誰か上の段と交換してくんないかな~」
「えぇ~やだよぉ」
「まぁいいけど。あ~腹減った。チョコチョコ」
お兄ちゃんがお腹を撫でる。
「うん、開けるね」
師匠からのお土産を取り出す。
包装紙を開けるとお腹がきゅぅっとなるような甘い匂いがした。
「一粒がでかいなぁ」
ツヤツヤと光るチョコレートの粒が箱の中にぎっしり詰まっている。
色んな形と色があってどれから食べようか迷う。
やっと選んで一粒口に運ぶ。中にアーモンドが入っていておいしい。
「う~、甘い」
お兄ちゃんが顔をしかめた。
「そうなの? こっちはそんなに甘くなかったよ」
「へぇ~どれ?」
お兄ちゃんと交互にパクパクとチョコを食べる。
「ご飯前に食べちゃって怒られちゃうね」
「ん~。あ、これうまい」
「これ?」
「あ、あやねは駄目」
「……う」
可愛らしい丸いチョコは噛み砕くとドロッとした液体が出てきて、苦い様な熱い様な刺激が舌に広がった。
「お酒入ってるやつだよ」
「あ、でもおいしい」
飲み込むと喉が、お腹がぽっとあたたかくなった。
「お兄ちゃんだってだめでしょ」
とお酒入りのチョコに伸びるお兄ちゃんの手を叩くふりをする。
「まぁまぁ」
ごまかすように笑って、お兄ちゃんはまた一粒チョコを口に入れた。
「もー」
「ん、残りは皆で食おう」
満足したようにお兄ちゃんがパンパンと手を鳴らす。
「下の段だからかな~誰か上の段と交換してくんないかな~」
「えぇ~やだよぉ」
「まぁいいけど。あ~腹減った。チョコチョコ」
お兄ちゃんがお腹を撫でる。
「うん、開けるね」
師匠からのお土産を取り出す。
包装紙を開けるとお腹がきゅぅっとなるような甘い匂いがした。
「一粒がでかいなぁ」
ツヤツヤと光るチョコレートの粒が箱の中にぎっしり詰まっている。
色んな形と色があってどれから食べようか迷う。
やっと選んで一粒口に運ぶ。中にアーモンドが入っていておいしい。
「う~、甘い」
お兄ちゃんが顔をしかめた。
「そうなの? こっちはそんなに甘くなかったよ」
「へぇ~どれ?」
お兄ちゃんと交互にパクパクとチョコを食べる。
「ご飯前に食べちゃって怒られちゃうね」
「ん~。あ、これうまい」
「これ?」
「あ、あやねは駄目」
「……う」
可愛らしい丸いチョコは噛み砕くとドロッとした液体が出てきて、苦い様な熱い様な刺激が舌に広がった。
「お酒入ってるやつだよ」
「あ、でもおいしい」
飲み込むと喉が、お腹がぽっとあたたかくなった。
「お兄ちゃんだってだめでしょ」
とお酒入りのチョコに伸びるお兄ちゃんの手を叩くふりをする。
「まぁまぁ」
ごまかすように笑って、お兄ちゃんはまた一粒チョコを口に入れた。
「もー」
「ん、残りは皆で食おう」
満足したようにお兄ちゃんがパンパンと手を鳴らす。

