この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密の二段ベッド
第5章 お兄ちゃんの決意
「体大きくなったからじゃない?」
「下の段だからかな~誰か上の段と交換してくんないかな~」
「えぇ~やだよぉ」
「まぁいいけど。あ~腹減った。チョコチョコ」
お兄ちゃんがお腹を撫でる。
「うん、開けるね」

師匠からのお土産を取り出す。
包装紙を開けるとお腹がきゅぅっとなるような甘い匂いがした。
「一粒がでかいなぁ」
ツヤツヤと光るチョコレートの粒が箱の中にぎっしり詰まっている。
色んな形と色があってどれから食べようか迷う。
やっと選んで一粒口に運ぶ。中にアーモンドが入っていておいしい。

「う~、甘い」
お兄ちゃんが顔をしかめた。
「そうなの? こっちはそんなに甘くなかったよ」
「へぇ~どれ?」
お兄ちゃんと交互にパクパクとチョコを食べる。
「ご飯前に食べちゃって怒られちゃうね」
「ん~。あ、これうまい」
「これ?」
「あ、あやねは駄目」
「……う」
可愛らしい丸いチョコは噛み砕くとドロッとした液体が出てきて、苦い様な熱い様な刺激が舌に広がった。
「お酒入ってるやつだよ」
「あ、でもおいしい」
飲み込むと喉が、お腹がぽっとあたたかくなった。
「お兄ちゃんだってだめでしょ」
とお酒入りのチョコに伸びるお兄ちゃんの手を叩くふりをする。
「まぁまぁ」
ごまかすように笑って、お兄ちゃんはまた一粒チョコを口に入れた。
「もー」
「ん、残りは皆で食おう」
満足したようにお兄ちゃんがパンパンと手を鳴らす。
/102ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ