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秘密の二段ベッド
第5章 お兄ちゃんの決意

「はいっ、じゃじゃーん」
師匠が大きな箪笥の扉を開ける。
縦長の扉の内側に鏡があって、そこにピンクのヒラヒラを身にまとったわたしが映っていた。
「ほらぁ手下げて」
と師匠に言われて胸を隠していた手をおずおずと下げる。
「きゃーえっち」
師匠が嬉しそうに言う。
……。
確かに、なんか……けっこうえっちかも。
細い肩ひもの割に胸元にはふわふわのレースがついていて、その下はスケスケ。膨らんだ胸を強調するみたいに皺ができるようになってるのか、いつもより胸も大きく見える。
肌色とピンクの生地の色が重なって不思議な色になっている。
ふんわり体を包む生地は思わず触れたくなるような雰囲気を出していて、なんだか自分の体じゃないみたい。
ヒラヒラの裾から伸びる太もももいつもよりえっちな感じに見える。
「いい感じだね」
と言いながら師匠が後ろからむにゅっと胸を掴んできた。
「ひゃあっ」
「ふふふ~」
またいつかの夜みたいになるかも、と思って焦るけど、師匠はあっさり体を離した。
「じゃああとはお兄さんに見せなきゃねっ」
と師匠が言う。
「み、見せないよっ」
わたしは俯いてベビードールの裾を握った。
「え~。いいじゃん。可愛いのにぃ」
と師匠はまた無責任に笑った。
と、その時玄関で音がした。すぐに洗面所で手を洗う音。
「わわっ、誰? 誰?」
と師匠が聞く。
師匠が大きな箪笥の扉を開ける。
縦長の扉の内側に鏡があって、そこにピンクのヒラヒラを身にまとったわたしが映っていた。
「ほらぁ手下げて」
と師匠に言われて胸を隠していた手をおずおずと下げる。
「きゃーえっち」
師匠が嬉しそうに言う。
……。
確かに、なんか……けっこうえっちかも。
細い肩ひもの割に胸元にはふわふわのレースがついていて、その下はスケスケ。膨らんだ胸を強調するみたいに皺ができるようになってるのか、いつもより胸も大きく見える。
肌色とピンクの生地の色が重なって不思議な色になっている。
ふんわり体を包む生地は思わず触れたくなるような雰囲気を出していて、なんだか自分の体じゃないみたい。
ヒラヒラの裾から伸びる太もももいつもよりえっちな感じに見える。
「いい感じだね」
と言いながら師匠が後ろからむにゅっと胸を掴んできた。
「ひゃあっ」
「ふふふ~」
またいつかの夜みたいになるかも、と思って焦るけど、師匠はあっさり体を離した。
「じゃああとはお兄さんに見せなきゃねっ」
と師匠が言う。
「み、見せないよっ」
わたしは俯いてベビードールの裾を握った。
「え~。いいじゃん。可愛いのにぃ」
と師匠はまた無責任に笑った。
と、その時玄関で音がした。すぐに洗面所で手を洗う音。
「わわっ、誰? 誰?」
と師匠が聞く。

