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第6章 二人の夜

「すごい……」
思わずそんな言葉が出た。
指先で触れたあやねのアソコはもうヌルンヌルンになっていて、Ｔバックのパンティもなんの意味もない程ぐちょぐちょに濡れていた。
恥ずかしがるかな、と思ったけれどまったく逆で、あやねは僕の指に擦り付けるように腰を動かした。
顔は横に向けていて、薄く目を開けている。ン、あんん……と小さく喘いで、半分開いた唇が色っぽい。

腰の動きは無意識にそうしているように見えた。
僕の愛撫があやねをそんな風にしたんだったら、すごく嬉しい。

指先でそこを撫で上げると
「あぁっん、あはぁぁ……」
とあやねが甘い声を上げる。
その声にジィンと頭の奥が痺れる。
もっと。もっと聞きたい。

だけどもう自分のペニスだってはち切れそうなほどに硬く、パンパンになっていて、太ももに擦り付けるだけじゃ足りない。早く、あやねの中に潜り込んでしまいたい、そう思った。
「あやね、すごいよ、ぐちょぐちょだよ」
そんなことを口走りながらあやねの下着を脱がしにかかる。
あやねは抵抗せず、下を脱がしたときはパンティとアソコがいやらしく糸を引いた。
僕は興奮が高まるのを感じながら、脱がした下着をベッドの下へ落とした。

自分の服も一気に脱いでしまう。
パンツを脱ぐ時、ビィンっとペニスが飛び出すように跳ねたのが少し恥ずかしかった。
あやねに見られただろうか。
僕は恥ずかしいのを隠すように、すぐにあやねに抱きついてのしかかった。

「あやね……あやね……」
裸で抱きしめたあやねの体は柔らかくて暖かくて、僕は夢中になって全身を擦り付けた。
あやねもそれだけで気持ち良さそうに声を上げた。
「ん、はぁ……おにぃちゃぁんっ……」
きゅうっと、細い腕が僕の背中を絞めつける。