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動物王国
第7章 催眠療法
「直子さん。僕の目を見てください」

直子は言われた通りに影虎の目を見る。

「僕の目にあなたが写ってますね」

影虎の漆黒の瞳に直子の心が吸い込まれていく。

「…はぃ…写ってます…」

「あなたは僕の目に写るあなたの姿から目を離すことができなくなります」

直子の瞳がプルプルと痙攣し始める。

「僕の目に写るあなたの姿が段々と若返っていきます。ジーっと見つめていると、段々と若返っていきます」

影虎の声が心の隙間に染み込んでいき直子の精神を囚える。

「…あぅぅ…」

直子の震える唇から声が漏れる。

「段々と若返って、大学生のあなたになりました」

影虎の言葉通りに直子の目には数年前の自分の姿が写る。

「段々と若返ってきます。あなたには高校3年生のあなたの姿が見えます」

目を見開き口を半開きにして影虎の瞳に吸い込まれる直子の心。

「あなたの姿は、高校2年生まで若返りました。高校2年生の姿を見ていると、あなたの瞼が重たくなってきます。どんどん重たくなって閉じていきます」

直子の瞼が降りてくる。

「瞼がどんどん、どんどん重たくなって閉じてしまいます。どんどん、どんどん重たくなって瞼が閉じてしまいます」

直子の瞼が閉じる。

「あなたは今、高校2年生です。あなたの心は高校2年生の夏休みに戻りました」

閉じた瞼の下で直子の眼球が激しく動く。

「さぁ、高校2年生の夏休みにあなたは何をしましたか?」

記憶の中に堕ちた直子は夏服姿でファミリーレストランの前に立っていた。

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