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Birthday’s
第2章 10月ー沙織の誕生日ー
「沙織ちゃんって、誕生日いつだっけ?」
てっきり知っているかと思っていたから、祥悟くんの言葉は意外だった。
でもよく考えてみれば、初対面で誕生石シリーズのオパールのネックレスをつけていたから、10月だよね?と当てられただけで、日にちまでは教えていなかった、と今更気付く。
「10月22日よ?」
祥悟くんは携帯でカレンダーをチェックすると、
「今年土曜日だね。じゃ、約束通りウチにおいでよ。ウチで誕生パーティーしよう。母さんもきっと喜ぶよ。」
「いいの?そんなの勝手に決めて…」
「まだ日にちあるから大丈夫でしょ。ま、ダメでも俺は予定空けるから。そしたら2人でデートしよ?それでもいいでしょ?」
「それはもちろん…」
むしろ2人の方が緊張しなくていい、と思ったけど、祥悟くんのご両親はとても気さくで、それに何故か私の事を大変気に入ってくれているらしい。
てっきり知っているかと思っていたから、祥悟くんの言葉は意外だった。
でもよく考えてみれば、初対面で誕生石シリーズのオパールのネックレスをつけていたから、10月だよね?と当てられただけで、日にちまでは教えていなかった、と今更気付く。
「10月22日よ?」
祥悟くんは携帯でカレンダーをチェックすると、
「今年土曜日だね。じゃ、約束通りウチにおいでよ。ウチで誕生パーティーしよう。母さんもきっと喜ぶよ。」
「いいの?そんなの勝手に決めて…」
「まだ日にちあるから大丈夫でしょ。ま、ダメでも俺は予定空けるから。そしたら2人でデートしよ?それでもいいでしょ?」
「それはもちろん…」
むしろ2人の方が緊張しなくていい、と思ったけど、祥悟くんのご両親はとても気さくで、それに何故か私の事を大変気に入ってくれているらしい。