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Birthday’s
第2章 10月ー沙織の誕生日ー
しばらくして戻ると、祥悟くんが時計を見て、
「ちょっと早いけど、もう行っても大丈夫だと思う。それとも、どっか見たい?」
私はふるふるとかぶりを振る。
祥悟くんにエスコートされ、エレベーターに乗る。
祥悟くんは最上階のボタンを押した。
最上階のレストラン。
そこで、初めてフレンチのディナーを頂く。
テーブルマナーの自信がない部分は、向かいの祥悟くんを見て確認しつつ。
夜景も綺麗で、味がわからないほど緊張もせず、美味しく頂けた。