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Birthday’s
第3章 番外編ー由美子と誠ー
「これです。」

清水さんが持ってきたのは、3つのフォーチュンクッキー。

「全く。何考えてるのかしらあの人…」

由美子の目からポロリと涙が落ちた。

こんなもの見せられたら、嫌でもあの時のことを思い出してしまうじゃないの。

恭子は由美子の様子に驚きつつも、きっと大切な思い出なのだろうと微笑ましくなる。

由美子は鼻をすすりながらクッキーを割る。
だが中のグラシン紙は白紙だった。
「?」
もう一つも白紙。
最後に割った一個の中に、
『リビングの置き時計の裏』
とだけ書かれていた。

てっきり愛のメッセージが綴られているものと思っていた恭子は拍子抜けしたが、由美子は笑いながら置き時計の裏を見に行く。

そこには一つのジュエリーケースと手紙があった。

ジュエリーケースの中身は大きなブラックパールが一粒嵌ったネックレス。
綺麗な球形と、美しいピーコックグリーンの光沢で、一目で良質だとわかる。

由美子は手紙を開けた。
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