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Birthday’s
第1章 4月ー祥悟の誕生日ー
祥悟くんがコツン、と私の肩に頭を預けてくる。
私は ふふ、と笑って。
「外じゃこれが精一杯だね。お家だったら膝枕くらいしてあげるけど。」
「え!?膝枕?してして!!」
「え?ダメだよ。こんなとこでしたらただのイタいカップルじゃない」
「じゃ、今から沙織ちゃんの家に行く!行って泊まる。」
「それは誕生日でしょ?部屋片付けてないからダメ。」
「俺気にしないから!」
「私が気にするの。」
「じゃ俺のウチ来る?」
「ご両親がいらっしゃるでしょ⁉︎」
「部屋までは入ってこないよ!」
「なんかヤダ。ってかどうせ膝枕なんかで終わらせる気ないでしょ?絶対ダメ!」
「じゃホテルは?」
「お泊まりセット持ってないし。明日朝から実家に帰るしなぁ…やっぱダメ。」
「何だよ!誘っといてそんな事言う?」
「別に誘ってなんか…」
「充分誘ってるよ。膝枕…して欲しかったなぁ…」
「イイ子だから我慢して?」
頭をなでなですると、子供みたいにぷぅっと膨れて。
「生殺し…」
と恨みがましく呟く。
「大人気ないぞ、部長?」
「ひど!それ沙織ちゃんが言う⁉︎」
こんな感じで、なんだかんだと甘い日々が過ぎていく。
私は ふふ、と笑って。
「外じゃこれが精一杯だね。お家だったら膝枕くらいしてあげるけど。」
「え!?膝枕?してして!!」
「え?ダメだよ。こんなとこでしたらただのイタいカップルじゃない」
「じゃ、今から沙織ちゃんの家に行く!行って泊まる。」
「それは誕生日でしょ?部屋片付けてないからダメ。」
「俺気にしないから!」
「私が気にするの。」
「じゃ俺のウチ来る?」
「ご両親がいらっしゃるでしょ⁉︎」
「部屋までは入ってこないよ!」
「なんかヤダ。ってかどうせ膝枕なんかで終わらせる気ないでしょ?絶対ダメ!」
「じゃホテルは?」
「お泊まりセット持ってないし。明日朝から実家に帰るしなぁ…やっぱダメ。」
「何だよ!誘っといてそんな事言う?」
「別に誘ってなんか…」
「充分誘ってるよ。膝枕…して欲しかったなぁ…」
「イイ子だから我慢して?」
頭をなでなですると、子供みたいにぷぅっと膨れて。
「生殺し…」
と恨みがましく呟く。
「大人気ないぞ、部長?」
「ひど!それ沙織ちゃんが言う⁉︎」
こんな感じで、なんだかんだと甘い日々が過ぎていく。