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淫ら
第6章 6.

さっきまで饒舌だった圭一は、黙ってワインを口に運んでいる。
どういうつもりなのだろう。
私は俯いていた。理性では「これはいけない。」とわかっている。
でも圭一の腕をすり抜け、座り直して距離を作るなんてしたくなかった。
その時、圭一の指が私の髪を撫で、そっと耳に触れた。
耳の形をなぞるように、とても優しく…。
私は耳がとても弱い。全身の力が抜けて敏感になる。
圭一の指先は耳たぶから首筋と、少し進んでは戻り、戻っては進み…。
焦らしているのだろうか。
それとも躊躇っているのだろうか。
そんな指がもどかしく、私は知らず知らずもっと刺激を求めていた。
どういうつもりなのだろう。
私は俯いていた。理性では「これはいけない。」とわかっている。
でも圭一の腕をすり抜け、座り直して距離を作るなんてしたくなかった。
その時、圭一の指が私の髪を撫で、そっと耳に触れた。
耳の形をなぞるように、とても優しく…。
私は耳がとても弱い。全身の力が抜けて敏感になる。
圭一の指先は耳たぶから首筋と、少し進んでは戻り、戻っては進み…。
焦らしているのだろうか。
それとも躊躇っているのだろうか。
そんな指がもどかしく、私は知らず知らずもっと刺激を求めていた。

