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今から恋を始めよう
第4章 恋
「あ?」
ほんの少し不機嫌そうに声を出した吉野さんに
「これ、いいにおい」
そう言えば
「そうか」
と嬉しそうにギュッと抱きしめる。
「でも微か過ぎる。もう少し多くつければいいのに」
そう顔をあげた私にニヤッと笑って。
「麻子だけが嗅がなくていいのか?
他のオンナがこの匂いを感じていいんだ?」
なんていう。
「意地の悪いオトコ」
そう睨みつけた私を笑いながら、さらにぎゅっと抱きしめて。
「セックスしようぜ」
と耳元でささやいた。
その言葉でああ、セフレだったけ。
忘れちゃいけないその事を思い出して背中が冷たくなった。
そんな私に気がついたのか、吉野さんは苦笑いをして
私の髪をくしゃっとなでる。
「今日はゴム買って来たから思いっきり抱いてやる」
その言葉に、赤くなった顔を隠すように横を向けば
「麻子、可愛い」
なんて首筋を噛みながら言うから。
「あ・・・ぁ」
小さく声が―――漏れた。
ほんの少し不機嫌そうに声を出した吉野さんに
「これ、いいにおい」
そう言えば
「そうか」
と嬉しそうにギュッと抱きしめる。
「でも微か過ぎる。もう少し多くつければいいのに」
そう顔をあげた私にニヤッと笑って。
「麻子だけが嗅がなくていいのか?
他のオンナがこの匂いを感じていいんだ?」
なんていう。
「意地の悪いオトコ」
そう睨みつけた私を笑いながら、さらにぎゅっと抱きしめて。
「セックスしようぜ」
と耳元でささやいた。
その言葉でああ、セフレだったけ。
忘れちゃいけないその事を思い出して背中が冷たくなった。
そんな私に気がついたのか、吉野さんは苦笑いをして
私の髪をくしゃっとなでる。
「今日はゴム買って来たから思いっきり抱いてやる」
その言葉に、赤くなった顔を隠すように横を向けば
「麻子、可愛い」
なんて首筋を噛みながら言うから。
「あ・・・ぁ」
小さく声が―――漏れた。