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穴を掘っている
第3章 僕
母さんの側に行くと
母さんの体躯は強張る
バカみたいに緊張して……子供を怖がってる
それが現実
「母さん」
「なに?はる君…」
「僕が怖い?
父さん、なんと言って母さんの所に来させる許可取ったの?
父さんの妻の芹香を抱いたから?
それとも教師と犯ってたから?
お金くれる人妻とか、ホステスとかOLのお姉さんとかと犯ってたから手がつけられないって?」
僕が言うと母さんは驚愕した瞳で僕を見た
「僕が欲しいという女は結構いる
男も欲しいと言ったよ?
男は犯るなら良いけど犯られるのは嫌だと言ったらケツを差し出して来たよ」
面白そうに言うと……母さんは聞きたくないと耳をふさいだ
「母さん、僕は貴方の理想の息子になってあげるよ
だから安心して良い……
貴方の理想の息子は……貴方に手なんか出さないでしょ?」
「………はる君……」
「母さん、沢山話しようよ
昔みたいに……話してよ
僕は母さんの自慢の息子じゃなかったの?」
「自慢の息子よ
今も……これからも……
はる君は私の大切な息子よ」
「なら僕は誰よりも理想の息子になってあげる」
18の夜まで……
貴方の理想の息子になってあげる
それが僕の……存在理由だから………