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穴を掘っている
第2章 父親
僕は……父さんと暮らす事になった
父さんは僕に……
母さんに抱く想いは間違ってる
と言い、正しい?とやらの性教育を教えた
思春期の息子と若くて美しい母
母の体躯を見ても普通の息子は勃起はしない
父さんはそう言った
「近親相姦は世間では許されない
お前が抱く感情は間違いだ……」
「なら……僕は……誰の血を引いたの?
近親相姦は血筋じゃないの?」
父親に嫌味の応酬をする
父親は「……馬鹿げた事を……」とため息をついた
僕だって……
好きで母さんに勃起してる訳じゃない……
母さんと引き離された夜
僕は父親を恨んだ
僕の世界を母さんだけにしたのは……
貴方じゃないか
貴方が……母さんと離婚しなきゃ……
僕は母さんに劣情を抱く事もなかったかも知れない
親のエゴ……
子供は……生まれる場所まで選べない
生まれる選択が出来ない
僕は……何故産まれたのですか?
母さん……
僕は……貴方にとって必要じゃなかったのですか?
生まれる居場所まで……選べやしない
子供って無力だ
母さん……
逃げるなら……
何故……僕を産んだのですか?