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人妻淫ら調教
第23章 煉獄(れんごく)への扉
 男のどす黒い欲望が、人妻の肢体に向けられ、玲奈は逃れようのない被虐の悦びに囚われた。
 ホンの数分で最上階へ着くエレベーターだったが、人妻の肉体は徐々に昇り始め、内腿から膝へかけ熱い透明な液体が垂れ、人妻の肉体の状態を五郎に教えていた。


「ふふっ、イキたいんやろ!イケよ、牝犬。みんなに尻見られながらな。淫らしい汁を垂らしながら、イクンヤ牝犬。それが、お前や、玲奈。」


 男の嘲りなど人妻の耳には既に聞こえては、居なかったが、辛うじて彼女は唇を右手で押さえ、声を漏らすまいとしていたが、指の間から押さえ付けた悦楽の声が溢れていた。


「ひっ、ぐっ、、いっ、、ぃい。んぐっ、、、」


 同時に大量の淫汁が蜜壷から溢れ、紅い縄がグッショリと濡れボタボタと床に跡を残した。


「ふふっ、イッタんや。もうちょいもったらオモロカッタんやけどな。ホンマにお前はマゾの牝犬やな。ふふふ。」


 皮肉な笑いを浮かべながら、五郎はローターのリモコンを切り、人妻の身体を担ぐようにしてエレベーターの扉が開くのを待っていた。
 扉が開くと、若い女性二人が驚いたような顔で五郎と玲奈を見つめていたが、二人がエレベーターを降りると、慌てたように乗り込んでいった。


「ふふふ、大丈夫か、玲奈?あれ、寝てるって?ありゃりゃ、予想外やな。まあな、仕方ないか。」


 玲奈は五郎の腕の中で、寝息を立てて眠っていた。


「ふふふ、あれだけ責め続けられりゃ、そりゃ意識も飛ぶか。残念やの、さっきの高校生がもうちょっとで追い付くとこやのにな。もったいないのう。」


 つぶやくように言いながら、五郎の中に玲奈に対する愛しさがいびつな形ではあるが、芽生えつつあった。
 玲奈をお姫様抱っこの形に抱き抱えたまま、ユックリとエスカレーターの方へ歩き始めていた。


「エスカレーターで降りるか?エレベーターで降りるかやな。目立つ方がオモロイけど、さっきのは目立ち過ぎで失敗やったしな。クククッ。」


 独り言を言うようにつぶやきながら、エスカレーターに乗りデパートの真ん中を一階まで降りていった。
 デパートの外へ出ると冷たい空気が肌を刺し、静かな寝息を立てていた玲奈のまぶたが動き、


「へっ、外?うそっ、真っ暗じゃないの?」


「目が覚めたんや。ふふ、可愛い寝顔やったで。駐車場まで、このまま行くで。クク。」
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