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第32章 煉獄に囚われて

　男のモノをシャブル人妻に、無情の宣告が告げられた。


（うそっ、失敗なの？うそっ、うそよ！）


　僅かな望みを絶たれた玲奈を、絶望感が襲った。
　同時に蜜壷と花芯から快感が一気に襲い、彼女の行動を奪った。
　肉棒をくわえたまま、玲奈の動きが止まり、ズルズルと肉体から力が抜け、 唇から肉棒が抜け始めた。


「ふふ、お前の顔を見せてやりたいなぁ。今のお前は精液まみれの只の肉奴隷や！ふふふ、ははは！全部飲むんや、玲奈。エエな！」


　嘲笑うように言いながら五郎は、人妻の蜜壷で抽挿する足の親指のスピードを上げると、足の親指が動くたびにブチュチュ、ブチャッ、プチュッ、ヌチュッ、ヌチャッと淫らな音を立てた。
　ビチャチャッ、ブチュチュチュッ、と五郎の足の親指に音と同時に熱い淫らな人妻の淫汁が大量に滴り落ちた。
　玲奈の意思は男の足の指の与える肉の悦びに支配され、全てを忘れたように頂点へ昇り詰めた。
　同時に人妻の口の中の肉棒も、再び熱いマグマを噴出させた。


「あぐっ、、あふっ、エヘッエヘッ、、グハッ、、ゲヘヘッ、、、」


　人妻は願いも虚しく、男の精液に蒸せ、男根を吐き出し、口の中のモノを吐き出した。


「あらら、吐き出したんかい？ホンマに困った女やなぁ。しゃあないなぁ。もっ一回、風呂で綺麗にしよか？行くで。床は後でふくんや。」


　玲奈が返事をするまもなく、首輪を引っ張られ浴室へ引きづられた。


「やっ、、そん、な、、やっ、いやっ、、」


　どん底にいた玲奈が、初めて明確に拒否反応を示した。
　人妻の反応に、五郎は更なる加虐の欲望の炎を燃やし始めた。
　逆らう人妻の肉体を引きずるようにしながら、彼女の全ての抵抗を無視して、浴室に運びこんだ。
　首輪に指をかけ、辛うじて息苦しさから逃れながら、玲奈は自らの抵抗が、全くの徒労に終わった事を受け入れた。
　玲奈にシャワーを浴びせかけながら、五郎は嘲笑うように言った。


「ふふ、本気で抵抗したんや。オモロイなぁ。俺にはかなわんのわかってるのになぁ。お前はオモロイ女や、玲奈。」


　手に入れた獲物をイタブルように、五郎は玲奈の絶望を煽り、僅かな希望でもすがるような気持ちを起こさせるように、彼女を追い込もうとしていた。
　すがった望みが絶望に変わったとき、ハードルを下げたように見せかけすがりつかせるために。