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人妻淫ら調教
第35章 解き放された蜘蛛の糸(ときほぐされたくものいと)
 五郎が面白がるように告げながら、バイブのリモコンを入れた。
 縄化粧を施された人妻の肉体が硬直し、快感に耐えようとしたが、


「んん、なん、で、、んん、、。」


 人妻の快感に耐えた唇からは、堪えきれない喘ぎが零れた。
 五郎の指先がリモコンの上を滑り、玲奈の肉体を舐め回すように動き、同時に人妻の肉体から、淫らな刺激が消えて行った。
 しかし、一旦火の着いた肉体は、ブスブスと燻り続ける置き火のように、人妻の心と身体を責め苛んだ。


「ふふ、こいつ一つで今のお前の身体はコントロールできるんだ。わかるな、玲奈。さて、服を身につけたら出発や。ふふふっ。お前を待ってるんがおるんでな。」


「その男に私をオモチャにさせるんでしょ。違うん?」


「そや。最初はな。クククッ。後から、お前の一番会いたいやつがくるわ。ふふ。」


「えっ、誰ですか?」


「ふふっ、後のお楽しみや。クククッ。」


 思わせ振りに言いながら、人妻の反応をうかがっていた。


「そんな、、知りたいですけど、、無理ですよね。」


 残念そうに聞くと、


「ふふ、それは、その時のお楽しみにな。ふふふ、ただ、お前の大事な男や。ふふふ、それでわかるかな?クククッ。」


 嘲笑うように言う五郎の顔に、黒い笑いが浮かんでいた。
 玲奈は大事な男の正体を知りたくて、聞こうとしたが、五郎はそれを無視するように、彼女の着ていた服を渡し、


「早く着なよ。待たせたくないんでな。」


 無言で受け取り、玲奈は縄化粧を隠すように身支度を始めた。


「もう、最後なんですね。ごめんなさい、私、辛くて、、、。行きましょ。」


 身支度を整えた玲奈の瞳から、大粒の涙がスウッとここぼれ、頬を濡らした。


「行くで、すぐに忘れられるわ。クククッ。こんな風にな。」


「えっ!んん、、あっ、、、」


 玲奈の花芯に淫らな刺激が襲い、言葉と行動を奪った。
 バイブのリモコンの目盛りが強に上がり、


「ふふ、行くで、牝犬。」


 言いながら、五郎は玲奈の身体を支えるように部屋を出て、駐車場へ急いだ。
 車の中へ入ると、花芯への淫らな刺激が消え、玲奈はどうにも出来ない惨めさと悔しさで唇を噛んでいた。
 なにか言葉を絞りだそうとした途端、車が急発進し、会社とは別の方向に走っていることに、彼女は気がついた。
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