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人妻淫ら調教
第35章 解き放された蜘蛛の糸(ときほぐされたくものいと)
 縄化粧と聞きながら、玲奈は淫らな悦びの予感に思わず唇を噛んでいた。
 同時に潮が引くように消えそうになる快感の名残を求めている自分に、逃れられない悦楽の呪縛を感じていた。


「ふふっ、どう縛るかな?只の亀甲じゃ、オモロないなぁ。そうや、お前の好きなオモチャをつこうてやるわ。クククッ。足を開けや、中までちゃあんと見えるようにな。クククッ。」


「なにを入れるんですか?教えて、ん、、ん、、これ、、ん、、。」


 玲奈が両足を開き座った内腿の付け根に、彼女が言い終わらない内に紅いツヤツヤしたシリコン製の二俣の鎌首を持つバイブレーターが挿入され、くぐもったモーター音が聞こえていた。


「ふふっ、大好きやろ、玲奈。紅いバイブや。おっと、スイッチ入れっぱなしやな。忘れとったわ。」


 そう言うと、快感に耐える人妻の様子を鑑賞するように、バイブのリモコンのスイッチを切った。


「あ、ぐぅ、なん、で、、、」


「ふふ、なんでかって、その方がオモロイからや。クククッ。」


 五郎の嘲笑うような言葉を聞きながら、思わず無意識にバイブの快感を求めた自分を後悔していた。
 玲奈の気持ちをせせら笑うように、男の手に握られた縄が肌の上を滑るように走った。


「くくっ、昨日に続いて亀甲にするかな?けど、股縄が外れた方がオモロイか?ふふふっ。」


「そんな、なんで、、ん、ん、オッパイが、、、あぐっ、、そこも、、、」


 乳房の上下に縄が走り、首の後ろから縄を足らし、乳房の縄と乳房の真ん中で結び、乳房の下側を通す縄と結び目を作り、さらに首の後ろに縄を通し二本の縄と結び二つに分け、肩を通し乳房の上の縄と結び、乳房を三角形しめあげた。
 さらに、三角形の頂点から乳房の中心へ、乳首を挟むように縄を通し、常に乳首に刺激がいくように仕上げた。


「こんな、ん、腰?うそっ、、ん、ん、」


「ふふ、これで動けるだろ?それに股縄が外れるからな。くくっ、意味はわかるだろ、玲奈。おっと、その前にフンドシをしなきゃな。ふふふっ。」


 白い紐を腰に巻き付け、さらしの白い布を捻りながら股をくぐらせ、フンドシを締めさせた。
 さらに、股縄をその上から施し、バイブが抜けないように挟み込んだ。


「こんな、、恥ずかしい、、ん、ん、、。」


「ふふっ、これで、お前のドスケベさが、良くわかるのさ。」
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