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人妻淫ら調教
第35章 解き放された蜘蛛の糸(ときほぐされたくものいと)
 自身の後始末をしながら高野が、


「五郎さん、ソロソロコイツにも教えてやった方がええんじゃないですか?」


「ふっふっ、えろう急ぐなぁ。ふふ、どうするかなぁ?」


 そう答えながら、五郎は別の事を考えていた。


(ふう、やれやれやな。自分からバラしたがってるな。チャレンジさせるか?後始末をどうするかやな。)


 五郎は高野の態度に一抹の不安を感じたが、


「ふふふ、まあ、元はお前の女房やからなぁ、まっ、上手くやるんなら、俺はかんまんよ(かまわないよ)。お前がしたいんならな。」


 五郎の答えに高野はニヤリとして、快楽の名残で喘ぎ続ける玲奈の恥態を楽しみながら機会を伺っていた。


「ひっ、、やっ、、、んん、、、五郎、さん、、、んん、、、」


「ふっふっ、まだ玲奈は気持ちエエンやてよ。俺がほとんど動いてないのに、感じまくってるわ。けけけっ、ほのうち(そのうち)我慢出来んようになって、自分から腰振りだすからな。ククッ。」


「五郎さん、自分から腰振るって、ホンマですかぁ?けど、五郎さんが仕込んだんなら、有りうるかな?」


 少し嫉妬が籠った声で、高野のが言うと、


「ふふっ、ヤキモチかいな?面白いな、高野はヤキモチなんて妬かんと思てたがな。女を使い捨てにしてきたお前にしては珍しいな。クククッ。」


 高野へ軽く五郎が嫌味を言うと、


「ヤキモチ?いや、この女の変わりようを見てたら、俺の女房やのに何でやろってね。それに、やっぱりエエ女やわ。五郎さんに渡すのが、惜しくなりはじめましてね。」


 残念そうに言う高野の様子を見ながら、


「ふふ、それで取り戻したくなったか?まあ、それは、お前次第やな。ふふ、けど、見てみぃ、玲奈の我慢が限界みたいやで。ふふふ、言うなら今がチャンスやぞ!」


「えっ?それは?」


 五郎の返事が意外だったのか、高野は慌てたように答えていた。
 五郎が答える前に、玲奈の腰が待ちきれなかったのか遠慮がちに、そうっと五郎の意思を確かめるように動いた。


「はうっ、んん、、五、郎、さま、、やめ、、ないで、下さい、、お願い、、、。」


 絶頂の余韻に燻る肉体の欲望に負けた人妻のトロリとした瞳が、すがるように五郎の顔を見ていた。


「欲しいんや、玲奈。どうして欲しいか、言うんや。何が欲しいか、言えよ、玲奈!」
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