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生徒会室にベッドがあるわけは
第2章 人間を犬に変えるには
「はぁあああ!?売春じゃんこれ!!」
って怒声が生徒会室の外から聞こえたので、やっぱりなって思う。
コウサカに今日の人の写メを見せてもらった時から、あーなんだかなって感じだったし。
まあでもオッケー出しちゃったから仕方ないかって覚悟決める。
写真に映った黒く焼けた肌が、私を誘惑したのだ。
あとやけに神経質そうな、三白眼もね。いーじゃんそーゆうの。萌える。

「そうですね。どうします?」
いつもの通り、なに考えてんだかよくわからないコウサカの答え。
「一万かよ。てかいーのかよこんなん」
一万かよって何だよ、そこかよツッコミ。
とか考えてボケッとしてると、そいつが勝手にドア開けて入ってくるので飲んでたコーヒーを吹く。
「あー、ちょっと」
とか言ってるコウサカ。

「大丈夫か?」
お前とセックスしたいんだけど大丈夫かって意味かな?とか勘違いするけど、こんなことしてて大丈夫かってことか。
私のアソコを心配してくださってるのだ。
「もうやめろよこんなん。」
「あー、はい。」
うぜえ。
「いや、はいじゃなくて。」
「はい。」

適当に返事してるとすげー怒ってるのが伝わってくる。
やけに骨ばったゴツゴツした顔に血管が浮き出てる。
ちんこみてえと笑いそうになる。
てか、この人そのものがちんこみたいだ。なんて言うのかな、臨戦態勢!みたいな。発射オーライ!みたいな。

「お前あんまふざけんなよ。」
整えすぎの眉毛を吊り上げて、野球部君がのたまう。
あ、元野球部君か。そっこーで予選負けたらしいから。暇なのかな。
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