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ラブカルチャースクール 3
第6章 Lesson 秘『蜜』
貰ったキャンディーの包装を開けて、一つ口に放り込む。

「うん! 美味しい!」

「ははは、琴海頬っぺた膨らませてリスみたいだね」

「リ、リス?」

前にも誰かに言われたような気がしたけど、今はセイジのことで頭がいっぱいで直ぐには思い出せなかった。

セイジは時計を見やり

「琴海、そろそろ行かないと」

タイムリミットを告げてきた。

昼間のシンデレラタイムの終了だ――――。

「行かなきゃ……」

余裕持って教室に戻らないと、ジュリに怪しまれるかもしれない。

その前にまたセルジュに会わなければいいけど……。

ラブカルダンジョンは、障害物が沢山あって油断ならない。

残りの飴をポケットに入れてソファーから立ち上がろうとしたら、片脚上げていた方の靴が脱げかけていた。

履き直して立ち上がるとセイジが足元をジッと見ている。

「セイジ、どうかした?」

また宿題とか出されるかと思って、少し緊張すると

「琴海、部屋入って来る時さ、靴脱いでいたよね? どうしたの?」

あぁぁぁ!
やっぱりセイジは気にしていたのか!

セルジュに会わないように忍び足で来たからとは言いにくくて、つい――――

「ちょっと脚が浮腫んで疲れちゃってたから、脱いでたの!」

凄く苦しい言い訳をしてしまった。

セイジは一瞬目を見開いたけど、直ぐにニッコリといつもの笑顔になる。

「そっか、ずっと椅子に座っていたら浮腫んじゃうよね。今度はふくらはぎをマッサージするよ」

「今度は……?」

え……今日のもマッサージだったのでしょうか?

不思議そうに見上げると、セイジは耳元に顔を寄せて来て

「ショーツ……ヤナセにバレないようにね……」

「なっ!!」

甘く――
そしてちょっと意地悪に……


新たな、秘『蜜』を囁いてきた。

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