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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目
チカチカと目の前に光が飛んで、体中に悪寒が走る。
「ひっ!」
「琴海さん!」
突然何が起きたか解らなくて肩を竦めて固まった私をヤナセが咄嗟に抱き締めた。
私は何かに怯えるように震えだし、咄嗟にヤナセのローブをギュッと掴んだ。
自分に起きていることを頭の中で整理しようとしたけど、余計グルグルと眩暈がしてくる。
脚は震えて、下腹部は弄られているような感覚に身体が萎縮してしまう。
「あ……あぁ……すみません……」
不意に起きたこととはいえ、こんな風にヤナセに甘えちゃいけないと身体を動かそうとしたけど、ホラー映画みたいに黒い手が沢山身体中に纏わり付いてくるような錯覚が起きて、ローブを掴む手に更に力が入ってしまった。
「気にしないで下さい……落ち着くまで、このままで」
パニックになっている私とは反して、ヤナセは全てを悟っているのか穏やかな声で囁いて、背中を優しく撫でてくれる。
トックン……トックン……
胸元にくっ付いた頬から伝わってくるヤナセの心音に、気持ちが安らいでいく――――。
十秒?
三十秒……一分?
どれくらいだっただろう……
しがみ付くように腕の中に顔を埋めている間、ヤナセはずっと背中を撫で続けていてくれた。
そのお蔭か、黒い触手はスーッとフェードアウトしていき、襲ってきた何とも言い難い嫌悪感も薄れていく。
身体を包むローブの感触が柔らかい――。
もしかして……
ヤナセは私がこうなることまで、予測していたのかな?
心地良い温もりにまどろみながらヤナセが着替えないでいた理由が、何となく分かったような気がした。
「ひっ!」
「琴海さん!」
突然何が起きたか解らなくて肩を竦めて固まった私をヤナセが咄嗟に抱き締めた。
私は何かに怯えるように震えだし、咄嗟にヤナセのローブをギュッと掴んだ。
自分に起きていることを頭の中で整理しようとしたけど、余計グルグルと眩暈がしてくる。
脚は震えて、下腹部は弄られているような感覚に身体が萎縮してしまう。
「あ……あぁ……すみません……」
不意に起きたこととはいえ、こんな風にヤナセに甘えちゃいけないと身体を動かそうとしたけど、ホラー映画みたいに黒い手が沢山身体中に纏わり付いてくるような錯覚が起きて、ローブを掴む手に更に力が入ってしまった。
「気にしないで下さい……落ち着くまで、このままで」
パニックになっている私とは反して、ヤナセは全てを悟っているのか穏やかな声で囁いて、背中を優しく撫でてくれる。
トックン……トックン……
胸元にくっ付いた頬から伝わってくるヤナセの心音に、気持ちが安らいでいく――――。
十秒?
三十秒……一分?
どれくらいだっただろう……
しがみ付くように腕の中に顔を埋めている間、ヤナセはずっと背中を撫で続けていてくれた。
そのお蔭か、黒い触手はスーッとフェードアウトしていき、襲ってきた何とも言い難い嫌悪感も薄れていく。
身体を包むローブの感触が柔らかい――。
もしかして……
ヤナセは私がこうなることまで、予測していたのかな?
心地良い温もりにまどろみながらヤナセが着替えないでいた理由が、何となく分かったような気がした。