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ラブカルチャースクール 3
第9章 Lesson チャージ
自分だけが食べれるキャンディーなんて、特別扱いして貰っているみたいで凄く嬉しいけど、ますます不思議でならない。
「セイジ、何で私だけなの? 嬉しいけど、どうしてか気になるよ」
セイジの意図を知りたくてストレートに聞いてみると、セイジは結んだ口の端を片方上げて目を少し泳がす。
言いたくないのかな……
もしかしてオリジナルキャンディー開発中で、特許でも取ろうとしているとか?
実は私はモニターになっているのかも!?
普段見せないセイジの表情に、私の頭の中は妄想が疾走していく。
「セイジ……私、協力出来ることあったら何でもするから、遠慮なく言ってね!」
試食だけでもセイジの役に立つなら、キャンディーを何個だって食べてみせるわ!
「ぶっ! あははは!」
眉を寄せて真剣に言うと、神妙な顔をしていたセイジは突然噴き出した上に身体を揺らして笑い出した。
「セイジ?」
あれ? 私また変なこと言ったかな?
もう最近のセイジ、何考えているか解らないよ~!!
謎に包まれて途方に暮れている私の前でセイジは一頻り笑い続けると、軽く握った手の甲を口元に当てて意味深に微笑み――――
「内緒……」
ようやく出た答えはセイジだけの『秘密』にされてしまった。
「えっ! 何なの~気になるよ!」
「ほら琴海、もう時間ないよ。行かないと」
「ズルい!!」
時間を持ち出して真相を誤魔化したセイジにぷぅと膨れると、セイジはますます楽しそうに笑う。
ちょっと悔しいけどセイジの明るい笑顔が見れたから……
キャンディーの謎解きは次回に持ち越すことにしよう――――。
「セイジ、何で私だけなの? 嬉しいけど、どうしてか気になるよ」
セイジの意図を知りたくてストレートに聞いてみると、セイジは結んだ口の端を片方上げて目を少し泳がす。
言いたくないのかな……
もしかしてオリジナルキャンディー開発中で、特許でも取ろうとしているとか?
実は私はモニターになっているのかも!?
普段見せないセイジの表情に、私の頭の中は妄想が疾走していく。
「セイジ……私、協力出来ることあったら何でもするから、遠慮なく言ってね!」
試食だけでもセイジの役に立つなら、キャンディーを何個だって食べてみせるわ!
「ぶっ! あははは!」
眉を寄せて真剣に言うと、神妙な顔をしていたセイジは突然噴き出した上に身体を揺らして笑い出した。
「セイジ?」
あれ? 私また変なこと言ったかな?
もう最近のセイジ、何考えているか解らないよ~!!
謎に包まれて途方に暮れている私の前でセイジは一頻り笑い続けると、軽く握った手の甲を口元に当てて意味深に微笑み――――
「内緒……」
ようやく出た答えはセイジだけの『秘密』にされてしまった。
「えっ! 何なの~気になるよ!」
「ほら琴海、もう時間ないよ。行かないと」
「ズルい!!」
時間を持ち出して真相を誤魔化したセイジにぷぅと膨れると、セイジはますます楽しそうに笑う。
ちょっと悔しいけどセイジの明るい笑顔が見れたから……
キャンディーの謎解きは次回に持ち越すことにしよう――――。