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ラブカルチャースクール 3
第9章 Lesson チャージ

『マスターコース』の時から、セイジは時たまこういう表情を見せるようになった。
自分のせいなのかな……。
気になるけど、それ以上は踏み込めないでいる。
いつか……セイジが心から笑える日を作ってあげること出来るかな。
ショーツとストッキングを穿かせてくれているセイジの後頭部を見詰めながら、そう強く願わずにはいられなかった。
身なりを整えて時計を見ると、残された時間はほんの数分だった。
「セイジ、連日ごめんね。気持ち落ち着いてきたから」
セイジの『羞恥プレイ』の目的が達成されたことを告げると、セイジは口元を綻ばせて頷く。
「良かった。遠慮なく、いつでも来て良いからね」
「でも、キャンディーも沢山貰ったし」
本当は忙しい筈なのに、それでも優しくそう言ってくれるセイジに遠慮すると
「大丈夫だよ。言ったろ? 沢山あるから一人じゃ食べきれないって」
そう言って照れ臭そうにキャンディーの山を指差した。
改めて言われて、何で特注キャンディーがこんなにあるかが妙に気になる。
「ねぇセイジ。なんで特注でキャンディーを作ったの? 凄く美味しいし、講師の皆に分けて上げたら?」
ナツあたりなんて、凄く喜んだ絵面さえ浮かぶ。
優しいセイジのことだから、二つ返事で同意するかと思ったら――――
「いや……この飴は特別だから、琴海にしかあげないよ」
「えっ! 私だけ?」
セイジらしかぬ意外な答えが返ってきた。
自分のせいなのかな……。
気になるけど、それ以上は踏み込めないでいる。
いつか……セイジが心から笑える日を作ってあげること出来るかな。
ショーツとストッキングを穿かせてくれているセイジの後頭部を見詰めながら、そう強く願わずにはいられなかった。
身なりを整えて時計を見ると、残された時間はほんの数分だった。
「セイジ、連日ごめんね。気持ち落ち着いてきたから」
セイジの『羞恥プレイ』の目的が達成されたことを告げると、セイジは口元を綻ばせて頷く。
「良かった。遠慮なく、いつでも来て良いからね」
「でも、キャンディーも沢山貰ったし」
本当は忙しい筈なのに、それでも優しくそう言ってくれるセイジに遠慮すると
「大丈夫だよ。言ったろ? 沢山あるから一人じゃ食べきれないって」
そう言って照れ臭そうにキャンディーの山を指差した。
改めて言われて、何で特注キャンディーがこんなにあるかが妙に気になる。
「ねぇセイジ。なんで特注でキャンディーを作ったの? 凄く美味しいし、講師の皆に分けて上げたら?」
ナツあたりなんて、凄く喜んだ絵面さえ浮かぶ。
優しいセイジのことだから、二つ返事で同意するかと思ったら――――
「いや……この飴は特別だから、琴海にしかあげないよ」
「えっ! 私だけ?」
セイジらしかぬ意外な答えが返ってきた。

