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ラブカルチャースクール 3
第12章 Lesson 欲

「うん……」
開口一番にセルジュの名前がでるなんて……
ラブカル内でもかなり、要注意な存在なのかもしれない。
『掟』のことも関わってくるから、これからセイジが話すことに息を飲んで身構える。
「セルジュの手が……乗っていたからさ」
「うん……」
四天王の妨害をするのに、セルジュはもうあちこち手を伸ばし始めているの!?
「……それを見たら、凄くムカついて」
セイジがこんなに苦々しく、感情を露わにするなんて――――それほどセルジュは厄介なことをしてきているのか!
ブルートパーズの瞳を不気味に光らせて高笑いしながら黒マントを靡かせ、空を飛ぶセルジュが頭に過る。
くっそう~セルジュめ~!
「そうだよね! スクールのために頑張っているのに、邪魔されたら頭にくるよね」
握りこぶしを作って、うんうんと頷き返すとセイジは腰を抱き締めていた腕を緩めてきた。
あっ!
ロックが解除されたぁ~!
やっと身動きが取れるようになって、意気揚々とセイジの顔を見ようと身体を捩じると――――
「……琴海、それ何の話?」
セイジが凄く怪訝そうな表情をしている。
あれ?
話が噛み合っていなかったのかな?
「えっと……セルジュが、四天王に敵対しているから、色々邪魔しているんじゃなくて?」
首を傾げながら伺うようにセイジを見上げた途端――――
「ふっ……はははは!」
セイジは顔を俯せて肩を揺らして笑い始めた。
開口一番にセルジュの名前がでるなんて……
ラブカル内でもかなり、要注意な存在なのかもしれない。
『掟』のことも関わってくるから、これからセイジが話すことに息を飲んで身構える。
「セルジュの手が……乗っていたからさ」
「うん……」
四天王の妨害をするのに、セルジュはもうあちこち手を伸ばし始めているの!?
「……それを見たら、凄くムカついて」
セイジがこんなに苦々しく、感情を露わにするなんて――――それほどセルジュは厄介なことをしてきているのか!
ブルートパーズの瞳を不気味に光らせて高笑いしながら黒マントを靡かせ、空を飛ぶセルジュが頭に過る。
くっそう~セルジュめ~!
「そうだよね! スクールのために頑張っているのに、邪魔されたら頭にくるよね」
握りこぶしを作って、うんうんと頷き返すとセイジは腰を抱き締めていた腕を緩めてきた。
あっ!
ロックが解除されたぁ~!
やっと身動きが取れるようになって、意気揚々とセイジの顔を見ようと身体を捩じると――――
「……琴海、それ何の話?」
セイジが凄く怪訝そうな表情をしている。
あれ?
話が噛み合っていなかったのかな?
「えっと……セルジュが、四天王に敵対しているから、色々邪魔しているんじゃなくて?」
首を傾げながら伺うようにセイジを見上げた途端――――
「ふっ……はははは!」
セイジは顔を俯せて肩を揺らして笑い始めた。

