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ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー
我慢しなきゃ……

我慢……しろ……。

グルグルと回る渦の奥で、疼く本能を沈ませようとする。

「んんん~!」

口をグッと噤むと、喘ぎ声なのか呻き声なのか判断しかねる音が口の中で反響した。

チュプ――

セイジの唇が突起から、ゆっくりと離れる――――。

「琴海……」

私の名前を甘く囁くと、真一文字に結んでいる唇にセイジのが重なってきた。

「あ……っ……」

硬く結んでいた唇を解すように、セイジは舌先で線に沿ってなぞっていく。

「はっ……あぁ……」

押し込めた気持ちの封印が、解かれそうだ――――。

「……セイジッ!」

これ以上優しくされたら我慢が利かなくなりそうで、欲望を押し殺すようにセイジの名を叫ぶと、花弁に添えられた指が上下にゆっくりと動いた。

「琴海……挿れるから、力を抜いて」

「んっ……あぁぁ……」

まるで意地になっている気持ちを宥めるように、ヒダを優しく撫でてくる。

クチュ……ヌチュ……

粘膜に絡みつく蜜が厭らしく弾けているのに、その音さえも穏やかに聞こえてくるようだった。

唾液で濡らして左右に動かす唇と、蜜で滑らす花弁をなぞる指が、私の欲望を不思議と和らげていく。

「あ……」

「琴海……大丈夫?」

声を震わせる私に、セイジはいつも甘い笑顔で優しく声を掛けてくる。

「うん……指、欲しい」

覗いてくる茶色の瞳に微笑みながら求めると、セイジは照れ臭そうにはにかんだ。

「いくよ」

クチュ……花弁の真ん中が押し開かれて、セイジの指が蜜巣な中へと挿し込まれる。

「っ……」

――――セイジの優しさと感触を全身で感じて……

泣きそうだ――――。

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