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第15章 Lesson クッキー

ヌプ……クチュ……

蜜で満ちる肉壁が、ゆっくりと押し広げられていく。

挿し込まれた指は奥まではいかず、途中で止まると中の具合を確かめるように膣壁に沿って一回転した。

「あ……」

そっと粘膜をなぞる指使いに、否応なしに下肢が震える。

「もう一本、挿れるよ」

「う……ん」

セイジは気遣って丁寧に扱ってくれているけど、今の私の肉筒は何本でも咥えられるほど蜜で滑って、まるで餌を待ち受けているみたいに涎を垂らしていた。

たくさん……たくさん欲しい――――。

はち切れそうなくらい、セイジのモノでいっぱい満たして欲しい――――。

二本目の指が口に宛がわれ、隙間から潜り込んできた。

グチ……グチュ……ヌチャ……

妙に響いて聞こえる卑猥な音がセイジと繋がっている証に思えて、ずっと聞いていたいと渇望してしまう。

「あ……あぁ……」

「琴海、大丈夫？」

「ふぅん……全然……平気ぃ」

セイジの指が凄く太い訳ではないが、二本になると圧迫感はそれなりに大きくて、少しキツい。

圧力に反応した蜜巣は、快感を生み出す雄蕊にむしゃぶりつくように締め付ける。

そんな私の股間のガッツキぶりに、セイジは苦笑いをしてきた。

「琴海、そんなに締め付けたら動かせないよ」

「え……だって……」

解ってはいるけど、勝手に身体が反応してしまうんだもん。

目で訴えるようにセイジを見詰めると、私の視線に応えるように甘く微笑みを返される。

「分散……するか」

「へ……あぁぁっ！　んんっ」

一言小さく呟いたセイジは、再び胸の先端を口の中に咥えた。