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ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー
「んっ……大丈……夫だよ」

「……いや、無理して傷でも付けたら不味いだろ」

セイジは普通に冷静に判断してきた。

私の身体を気遣ってくれているのは嬉しいけど、今はセイジにめちゃめちゃにされたくて仕方がない。

「濡れているし……挿いると思う」

「……挿いったとしても、動かせないよ。ちゃんと中でイカせてあげるから」

私のおねだりにセイジは、困った顔をして宥めてくる。

セイジが言っていることは間違っていない。

でも一瞬でもセイジと、イレギュラーなことがしたくて堪らないのだ。

その欲望が何故湧き上がってくるのか自分でも解らなくて、胸に芽生えた不安を掻き消して欲しいと駄々をこねる。

「ちょっとでいいの……動かさなくても、中をセイジの指でいっぱいにして欲しいの」

大人気なく、せがんでしまう。

淫乱だと思われるだろうか――――

それでもセイジの感触で、満たしたい――――。

ゴムがないからセイジ自身と繋がるのは諦めたけど、指三本くらいは諦めたくない。

食い入るように見詰めて訴えかける私の形相に、セイジは観念したかのように小さく微笑んだ。

「もう……琴海には叶わないな。でも本当にキツイと思うから、少し挿れるだけだよ」

願いが叶って、一気にテンションが上がる。

指一本増えただけで奇跡が起きたような気分に、胸と股間がまたしてもキュッと疼く。

「う、うん! 五分でもいい!」

「駄~目! 一分」

なるべく謙虚に言ったつもりだったが、タイムリミットは正義の味方やインスタントラーメンよりも短くされる。

「……三分は?」

「一分!」

「二分っ!」

一分でも譲歩してくれているのに、次はないかもしれないチャンスを少しでも引き延ばそうとすると――――

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