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ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー
「琴海、さっきのアラタの話なんだけど……」

心地良さに酔い痴れている私に、セイジは至極冷静に話しかけてくる。

「うん、何?」

「……新人のレッスン、まだまだ続くからさ。よくよく気を付けて」

「うん……気を付けてはいるんだけど、ちょっと不可抗力が続いちゃって」

余り『射精』はさせない方が良いのだろうけど、こればかりは男性講師に何とか頑張って貰わないと、だろう――――。

「不可抗力……かな」

「えっ?」

真剣に射精について考えていたら、今セイジが呟いた言葉が聞き取れなかった。

「いや、はいっ! 琴海、髪の毛綺麗になったよ」

「わぁ~! セイジ、ありがとう!」

梳いて貰った髪を触ると、凄くサラサラしていて自分の髪じゃないみたいだ。

心の底から喜ぶ私に、セイジは優しく微笑み掛ける。

「遅くなったから、帰り気を付けるんだよ」

「うん……セイジ、本当に心配性だね」

「だから、琴海限定だってば」

「ちぇ~」

唇を尖らせてお道化た感じで返したけど、どこか憂い気なセイジの様子が私も心配してしまう。

まだまだ私は、セイジを支え切れていないのかな……。

セイジがずっと笑顔で居られるように、女性としても講師としてもしっかりせねば!

「セイジ、ジムの後身体冷やさないでね」

「はは、解った。気を付けるよ」

私はセイジの腰に腕を回し、ぎゅぅっと力を込めて抱き締めると、セイジも同じく返してくれた。

スクールの片隅での二人だけの蜜事は、甘いクッキーのように癖になるけど――――

早く『掟改正』がされることを心から願わずにはいられなかった。

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