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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目
「ふっ……はぁっ……」

これ以上余計なことを喋らせないかのように舌を抑える指の威圧感とは正反対に、鎖骨の上をなぞっていくリクの唇は優しい。

対照的に与えられる感覚が思考を撹乱させて、緊張感を煽るような擬似感に身体はますます熱くなった。

計算されているとしたら、リクの経験値って凄いのかもしれない。

若しくはラブカルみたいなスクールで、研修済みとか――――?

「……っ!?」

何気に浮かんだ考えが、頭の片隅に引っ掛かる。

何だろう――――魚の骨が喉に引っ掛かったような、もやっと感。

リクのピースが少しずつ集まってきてくると同時に、ある種の疑念も湧いてきてしまう。

今肌を重ねている相手に抱く考えが信頼より別なもののことに、複雑な気持ちになった。

その相手は鎖骨に這わせていた唇を胸には向かわせず、肩の丸みから二の腕に進んでいく。

「あっ……」

腕は昨日、セイジが触れたところ――――。

セイジの感触がリクに上塗りされてしまいそうで、咄嗟に腕を動かしそうになったけど何とか思い止まる。

駄目だ――――
二の腕くらい触れられただけで、動揺してどうするのよ。

これからだって身体中触れられるのに、ラブカル講師としてしっかりしなきゃ!

別にセイジ自体が、消える訳じゃないんだから!

冷静になりきれない気持ちを落ち着けようとして、目をギュッと瞑る。

そんな私の気も知らぬであろうリクは手を握ってくると、手のひらに唇を押し当てて来た。

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