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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目
色々言いたいし聞きたいけど、この状態じゃ息をするだけで精一杯だ。

ただされるがままなのも不本意だけど、下手なことさせないためにも今は大人しく様子を見るしかないのが情けなかった。

そんな私をリクは逆なでするかのように、年下どころか、新人らしかぬ態度で煽ってくる。

「ここのスクールの基本って、性感帯開発ですよね? なら普段余り触れてないところを刺激してみたいんですよ。コトミさん今までのレッスンで散々、胸とかクリトリスとか弄られているでしょうし」

「ふぅっ! うぅぅん!」

これはまた予想外な方に進みだす。

確かにそうだけど、今日はレッスンの基本の流れを実践していくんじゃないの?

いきなり応用みたいなのって男性陣のカリキュラム、どうなってのよ――――!?

ん? 
でも、私が担当している男性陣の指導講師は、ヤナセも一目置いているあの『カミジョウ』さんだ。

ならばヤナセ張りに、完璧な指導をしている筈。

そうなると――カミジョウさんの指導を斜め上にいく三人が、たまたま私が担当になる羽目になったということ?

――――マジですか!?

ラブカルコンピューターは、どうやら私に更なる試練を与えようとしているようだ。

『掟』といい……
コンピューターといい……

難儀なものが私の前に次々に立ちはだかり、大きな壁になって聳えているような感覚に襲われて、眩暈がしそうだった。


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